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| インドネシア・バリ島に通うようになってはや10年。 そんな店主の旅日記というか、思い出話です。 よろしければお付き合いくださいませ。 インドネシアのお話 VOL.13 さて、夕方までジョグジャの街を散策したあと、バティック工房に戻ると、家族のみんなが待っていた。 昼間、マーケットとして活気のあふれていた街の中心地・マリオボロ通りは一変して夜は屋台村?のように模様替え。シャッターの下りた商店街には、レセハンと呼ばれる簡易食堂が並びます。 白熱灯の光の下にゴザと折りたたみのテーブル。 床に座って食べることが久しぶりでなんだか落ち着いてしまった。 通りを行き交う人を眺めながら、お茶を飲んだり食事をしたり。 乾季だったので夜は涼しくてからっとしていて風も気持ちいい… みんなで囲む食事も、会話がはずんでとっても楽しい! 食事のあと、おじさんが寄りたいところがあるという。大きな広場だった。 広場には、カップルや家族連れなど、夜も9時頃というのにけっこう人がいて、大きな木が2本。 すると、おじさんが1000Rpを取り出し、広場の隅にいた男の人からたすき?のような幅のある紐を借りてきた。 「これで目隠しをして、あの2本の木の間をすり抜けるんだ。うまくいけば、夢が叶うっていうおまじないだよ」 といって私にその目隠し布を手渡した。 見れば、フラフラとよろめきながら木に向かって歩く若者が何人もいる。 いくら木と木の間が広いといえ、スタート地点から木までの距離は何十メートルもある…ドキドキしながら私も挑戦。 近くにおじさんちのおちびちゃんがうろちょろしている気配がする。 「もう少しだよ!」 何も見えない状態で、すごく時間が長く感じられた。 「すごい!成功だ!」 その声に、目隠しをとってみると左側の木にかなり寄ってはいたもののなんとかスルーしていた。すっごく単純なゲームなんだけど、なんだかすごくうれしかった。するとおじさんが、 「夢に向かって、強く信念を持って、自分を信じて進みなさい。 そしていつも笑顔でいなさい。笑顔は幸せを呼び込むから。」 すごく大事なことを、思い出させてもらった気がした。 その夜、ホテルに帰ってからも、この言葉を何度も思い出し、そしてこの言葉は、いつも心のどこかにあるものとなった。 ............................................................. ■□今回のひとことバハサ・インドネシア ■■(バハサ:言語の意。ちなみに日本語はバハサ・ジュパン) 1) 寄る 「mampir(マンピル)」 本屋に寄りたいんだけど。 「Saya mau mampir ke toko buku.」 mau:〜したい これから行こうとするときは、ke + 場所、 過去形の場合はdi+場所になります。 本屋に寄ってきた。 「Saya mau mampir di toko buku.」 2) いつも笑顔で 「Senyum terus,ya.(セニュム トゥルス,ヤ」 Senyum:笑顔、笑う terus:いつも、続ける yaをつけるとやわらかい印象になります。 以前、バリ島デンパサールの空港のショップで 「Jangan lupa senyum!」という張り紙がレジの奥に貼り付けてありました。 「笑顔を忘れないこと!」店員さんは笑顔だったかな…? |